eco-garden-labを始めてから、家庭菜園や身近な生き物の観察記録を少しずつ記事にしてきました。
先日、公開記事が10本に到達しました。
最初は、育てている植物や身近な生き物の出来事をひとつずつ記録していただけでした。
しかし記事を並べて見返してみると、ひとつの共通したテーマが見えてきました。
それは、植物を食べるだけでなく、増やす・花を観察する・種を採る・次の栽培へつなぐという流れです。
この記事では、これまで公開してきた家庭菜園記事を中心に、「植物を次につなぐ」観察記録としてまとめていきます。
・eco-garden-labで公開した家庭菜園記事の流れ
・バジルを水挿しで増やした記録
・イチゴをランナーで増やして冬越しさせた記録
・カブや水菜のトウ立ち・花・莢・採種の観察
・春菊のトウ立ちと開花の観察
・昨年収穫した落花生が今年発芽した記録
・家庭菜園を「次につなぐ」視点で見る面白さ
家庭菜園は「収穫して終わり」だけではなかった
家庭菜園というと、まず思い浮かぶのは「野菜を育てて食べること」だと思います。
もちろん、収穫して食べることは大きな楽しみです。
ただ、実際に育てていると、そこから先にも面白い出来事がたくさんあります。
- 切った枝から根が出る
- ランナーで子株が増える
- トウ立ちして花が咲く
- 花のあとに莢ができる
- 種が採れる
- 前年に収穫したものが翌年発芽する
こうした変化を見ていると、家庭菜園は「食べるための栽培」だけではなく、植物の一生を身近に観察できる場所でもあると感じます。
ここからは、これまでの記事を振り返りながら、植物が次につながっていく様子を整理してみます。
ケロちゃメモ
収穫だけで終わらせず、その後の花や種まで見ると、家庭菜園の楽しみ方が広がるんじゃ。食べるだけでは見えない植物の姿があるんじゃケロ。
バジルは水挿しで次の株へつながった
まず印象的だったのは、バジルの水挿しです。
バジルは収穫して料理に使うだけでなく、切った茎を水に挿しておくことで発根することがあります。
実際に水挿ししてみると、茎から根が出てきて、植物が自分の力で次の形へ進もうとしているように見えました。
土に植えていたものを切って終わりではなく、水の中で根が伸びる様子まで見られるのは、かなり面白い観察でした。
バジルの水挿し発根記録はこちらにまとめています。

イチゴはランナーで子株へつながった
イチゴでは、ランナーによって次の株へつながる様子を観察できました。
もらったイチゴ苗からランナーが伸び、二郎苗・三郎苗を中心に子株を取り、3号ポリポットで根付かせました。
その後、夏場に弱った株を簡易ペットボトル式の水耕栽培へ避難させ、寒くなってから土へ戻し、冬越し後に古都華を収穫するところまでつながりました。
イチゴは、実を収穫する楽しみだけでなく、ランナーで子株を増やし、翌年の栽培へつなげられるところが面白い植物だと感じました。
イチゴ苗をランナーで増やし、冬越し後に収穫した記録はこちらです。

カブはトウ立ち後に花・莢・種まで観察できた
カブの記事では、トウ立ちをきっかけに、花・莢・種まで観察しました。
東京カブと天王寺カブを育てていたところ、途中でトウ立ちし、黄色い花が咲きました。
最初は「食べ頃を逃したかもしれない」と感じましたが、そのまま観察を続けると、花のあとに細長い莢ができ、その中には丸い種が並んでいました。
試しに5本の莢を開いたところ、1莢あたり7〜18個、合計59個の種を確認できました。
トウ立ちは、収穫目線では残念に見えることもありますが、植物としては次の世代へつながる大切な段階なのだと感じました。

水菜もトウ立ち後に花が咲き、蜂が来て、種まで採れた
水菜でも、トウ立ち後の変化を観察しました。
苗で買った水菜がトウ立ちし、片方は食べ、もう片方はそのまま残して観察しました。
すると、黄色い花が咲き、蜂が寄ってきて、花のあとには細長い莢ができ、最後には種まで採ることができました。
さらに、採れた水菜の種を東京カブ・天王寺カブの種と比べると、1莢あたりの種数には近い印象がありつつ、水菜の種の方がひと回り小さいように感じました。
同じアブラナ科でも、共通点と違いがあることが見えてきた観察でした。

春菊はカブや水菜とは違う、キク科らしい花を見せてくれた
カブや水菜に続いて、春菊でもトウ立ち後の変化を観察しました。
春菊では、黒っぽい蕾のようなものが出てきて、最初は何なのか分かりませんでした。
そのまま抜かずに見守ると、黄色い花が咲き、さらに白い花びらと黄色い中心を持つ花も見られるようになりました。
カブや水菜はアブラナ科で、花のあとに細長い莢ができますが、春菊はキク科らしい花を咲かせ、花がらの中心部分がどう変化していくのかを見守る形になりました。
同じ「トウ立ち」でも、植物の種類によってその後の姿は大きく違うのだと感じた記事です。

落花生は昨年の収穫種から今年の発芽へつながった
落花生では、昨年の収穫が今年の発芽へつながりました。
昨年は苗から落花生を育て、収穫したものの一部を残しておきました。
今年、その落花生を種として植えてみたところ、小さな芽が出てきました。
発芽直後にはハサミムシが寄ってきて、やわらかい芽を食べているように見える場面もありましたが、その後も葉を広げながら成長しています。
昨年の収穫が、今年の栽培へつながったことを実感できた記事でした。

自作LEDライトの発芽実験も、栽培環境を考えるきっかけになった
植物を次につなぐには、発芽や育苗の環境も大切です。
自作LEDライトでレタスの発芽を試した記事では、室内で発芽や初期成長を観察する面白さがありました。
光や環境を工夫しながら植物を育てることは、今後の種まきや育苗にもつながるテーマだと感じています。
今後、カブや水菜、春菊、落花生などで採れた種を発芽させる場合にも、こうした発芽環境の考え方は役立ちそうです。

生き物観察も、庭や家庭菜園を見る目を広げてくれた
ここまで家庭菜園の記事を中心にまとめてきましたが、eco-garden-labでは身近な生き物の観察記録も残しています。
ヤドカリの飼育環境づくりや、ハエトリグモの捕食・卵嚢観察は、家庭菜園とは少し違うテーマです。
それでも、身近な生き物の行動をじっくり見るという点では、植物観察と通じるところがあります。
植物だけでなく、虫や小さな生き物の動きにも目を向けることで、庭や身近な自然の見え方が広がっていくように感じます。
生き物観察の記事はこちらです。



10記事を通して見えてきた eco-garden-lab の方向性
10記事を公開してみて、eco-garden-labの方向性が少しずつ見えてきました。
それは、派手な栽培ノウハウだけをまとめるのではなく、実際に自分の手元で起きた変化を観察し、記録していくブログです。
成功したことだけでなく、虫に食べられたこと、トウ立ちしたこと、種が採れるか分からないことも含めて、家庭菜園のリアルな流れとして残していきたいと感じています。
特に今後も大事にしたいのは、次のような視点です。
- 食べるだけでなく、花や種まで観察する
- うまくいったことだけでなく、失敗や途中経過も記録する
- 同じ仲間の植物を比べてみる
- 前年の栽培を翌年へつなげる
- 植物と虫、生き物との関わりも見る
家庭菜園は、収穫量だけでなく、こうした小さな変化を見つけることにも大きな面白さがあります。
ケロちゃメモ
10記事を並べて見ると、育てる・観察する・次につなぐ流れが見えてくるんじゃ。小さな記録も積み重なると、ブログ全体の個性になっていくんじゃケロ。
今後やってみたいこと
今後は、今回まとめた記事の続きとして、実際に採れた種や残した株がどう変化するかも見ていきたいです。
- カブや水菜の採れた種をまいて発芽するか試す
- 春菊の花がらから種が採れるか観察する
- 落花生がさらに育って花や実をつけるか見守る
- イチゴのランナー苗を今後どう更新するか考える
- バジルやほかの植物でも水挿し・発根を試す
こうした記録が増えていけば、eco-garden-labは単なる家庭菜園ブログではなく、家庭菜園の中で見つけた小さな発見を積み重ねる場所になっていきそうです。
今後も、植物や生き物の変化をじっくり観察しながら、記録を増やしていきたいと思います。
まとめ
今回は、eco-garden-labで公開してきた10記事をもとに、家庭菜園で見えてきた「植物を次につなぐ」観察記録をまとめました。
バジルは水挿しで根を出し、イチゴはランナーで子株へつながり、カブや水菜はトウ立ち後に花・莢・種まで観察できました。
春菊では、カブや水菜とは違うキク科らしい花の変化を見ることができ、落花生では昨年の収穫種が今年の発芽へつながりました。
家庭菜園は、収穫して食べるだけでも楽しいものです。
でも、少し長く見守ってみると、花が咲き、虫が訪れ、種ができ、次の年へつながっていく様子も見えてきます。
これからも、そうした小さな変化を記録しながら、eco-garden-labらしい観察記事を増やしていきたいと思います。

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