一昨年にもらったイチゴ苗を育て続け、今年ついに古都華を1つ収穫することができました。
ただ、購入苗をそのまま育てて収穫しただけではありません。
親株から伸びたランナーを使って子株を取り、3号ポリポットで根付かせ、夏場は弱った株を水耕栽培へ避難させ、寒くなってからプランターや畑に定植し、冬越しさせたうえでの収穫でした。
収穫できたのは小さな1粒でしたが、ここまでの経過を考えると、かなりうれしい収穫です。
この記事では、もらったイチゴ苗をランナーで増やし、夏越し・冬越しを経て古都華を収穫するまでの栽培記録をまとめます。
この記事は、家庭菜園での個人的な栽培・観察記録です。
登録品種の苗を増やす場合は、販売・譲渡・配布などを目的にせず、購入時の条件や品種の権利関係に注意しましょう。
本記事では、家庭内での栽培記録として、ランナー苗の管理や冬越し、収穫までの様子をまとめています。
・もらったイチゴ苗をランナーで増やした記録
・古都華とえちごの子株管理の流れ
・夏枯れをきっかけに水耕栽培へ移行した理由
・冬越し後に古都華を収穫できた様子
・イチゴの収穫タイミングで見たポイント
もらったイチゴ苗は「古都華」と「えちご」
最初に育て始めたのは、一昨年にもらったイチゴ苗です。
品種は、古都華とえちごをそれぞれ2株ずつ。合計4株からのスタートでした。
去年、いったん収穫時期を迎えたあと、株からランナーが伸びてきました。イチゴはランナーを伸ばして子株を作るため、このランナーを使えば株を増やすことができます。
せっかくなら次の栽培につなげたいと思い、ランナーから子株を取って育ててみることにしました。
ランナーから子株を増やしてみた
イチゴのランナーからは、親株に近い順に一郎苗、二郎苗、三郎苗のように子株ができます。
今回は、主に二郎苗・三郎苗を中心に子株を確保しました。親株から伸びたランナーの先にできた子株を、3号ポリポットに受けて、根付くまでしばらく管理しました。
最初は数株のつもりでしたが、ランナーが思った以上に伸び、結果的に30〜40株ほどの子株になりました。
こうして見ると、イチゴは「一度育てたら終わり」ではなく、ランナーを使って次の世代につなげていく面白さがあります。
ケロちゃメモ
イチゴはランナーで子株を作るんじゃ。実を収穫するだけでなく、次の株を育てるところまで見ると、栽培の楽しみが広がるんじゃケロ。
夏枯れをきっかけに水耕栽培へ移行
株をポリポットで管理していたところ、夏ごろに数株が弱り始めました。
暑さの影響なのか、水管理の難しさなのか、ポットのままでは状態が不安定に見えました。このまま土で管理し続けるのは少し不安だったため、実験的に水耕栽培へ移行してみることにしました。
今回作った簡易水耕栽培容器は、2Lペットボトルを使ったものです。
2Lペットボトルを真ん中より少し上あたりでカットし、上部を逆さにして、下側のペットボトルにはめ込む形にしました。キャップは外しておき、ポリポットから伸びた根がペットボトルの口の部分を通って、下にためた水に触れるようにしています。
屋外で使うため、ペットボトル全体はアルミテープで覆いました。透明なままだと日光が入り、容器内に藻が発生しやすくなるためです。
実際の簡易水耕栽培容器は、以下のような形です。ポリポットをそのまま使い、根がペットボトル下部の水に触れるようにして管理しました。

見た目は簡易的ですが、根の状態や水の減り方を確認しやすく、夏場に弱ったイチゴ苗を一時的に管理する方法としては面白い実験になりました。
秋ごろまでは、この水耕栽培の形で様子を見ました。すべての株が完璧に回復したわけではありませんが、夏場に弱った株を一時的に避難させる方法として、水耕栽培は選択肢になると感じました。
ケロちゃメモ
夏場のイチゴ苗は弱りやすいことがあるんじゃ。土で不安定なときに、水耕で根や水の状態を見やすくするのは、観察としても面白いんじゃケロ。
寒くなってからプランターや畑へ定植
秋が過ぎ、気温が下がってきたタイミングで、水耕栽培していた株を土へ戻すことにしました。
定植先は、プランターと畑です。すべてを同じ環境にするのではなく、いくつかの場所に分けて様子を見ることにしました。
水耕栽培から土に戻すときは、根をできるだけ傷めないように意識しました。水の中で伸びた根は柔らかく、土に植え替えるときに傷みやすそうだったためです。
その後は、寒い時期をそのまま越させました。冬の間は大きく成長するというより、株が耐えているような印象でしたが、春に向けて少しずつ状態が変わっていきました。
春になり、古都華が実をつけた
春になって気温が上がってくると、古都華の株に実がつき始めました。
今回は、人工授粉は行わず、自然に任せていました。畑やプランター周辺には小さな虫や蜂のような訪花昆虫が来ることもあり、そうした自然の受粉によって実がついたのではないかと感じています。
最初はまだ色づきが浅く、表側は赤くなっていても、裏側を見ると薄いピンク色が残っていました。
ここで焦って収穫せず、数日置いて様子を見ることにしました。イチゴは見える面だけで判断すると、裏側や先端付近の色づきがまだ足りないことがあります。

収穫した古都華の様子
今回収穫できた古都華は、小ぶりな1粒でした。
ただ、表面にはしっかりツヤがあり、全体も赤く色づいていました。家庭菜園で育てたイチゴらしい存在感があり、1粒だけでもかなりうれしい収穫でした。
もらった苗から始まり、ランナーで子株を取り、夏場に水耕栽培へ移行し、冬越しさせて、ようやく実がついたと考えると、この1粒にはかなりの達成感があります。

ケロちゃメモ
たった1粒でも、苗から増やして冬を越した実だと思うと重みがあるんじゃ。家庭菜園の収穫は、量だけでは測れない楽しさがあるんじゃケロ。
今回感じたこと
今回のイチゴ栽培を通して感じたのは、イチゴは「収穫する」だけでなく、増やす・守る・冬越しする・実を待つ過程そのものが面白い植物だということです。
ランナーから子株を取れば、翌年の栽培につなげることができます。ただし、増えた分だけ管理する株数も増えるため、置き場所や水やり、夏場の管理も考える必要があります。
また、夏場に弱った株を水耕栽培へ移したことで、土だけにこだわらず、状態に応じて管理方法を変えるのも一つの方法だと感じました。
収穫タイミングについては、表面だけでなく裏側の色づきも見ることが大切だと感じました。見える面が赤くなっていても、裏側が薄いピンク色のままなら、もう少し待ってもよさそうです。
- ランナー苗でも、管理すれば翌年の収穫につながる
- 夏場の弱り対策として、一時的な水耕栽培も選択肢になる
- 収穫タイミングは、表面だけでなく裏面の色づきも見る
- イチゴは「増やす・守る・冬越しする・実を待つ」過程が面白い
- 人工授粉をしなくても、訪花昆虫などによる自然受粉で実がついた可能性がある
今回使用したもの・あると便利なもの
今回のイチゴ栽培では、ランナー苗を根付かせるときや、簡易水耕栽培容器を作るときに、いくつか役立った道具がありました。
特別な道具をたくさんそろえたわけではありませんが、子株を固定したり、ペットボトル水耕栽培の遮光をしたりするうえで、以下のものは使いやすかったです。
植物固定クリップ
アルミテープ
今後の予定
今回収穫できたのは古都華の1粒でしたが、他の株にも実がついてきています。
今後は、古都華とえちごで成長や実のつき方に違いがあるかも見ていきたいです。
また、ランナー苗をさらに増やすのか、親株を更新していくのかも考える必要があります。イチゴは株を増やしやすい一方で、増やしすぎると管理が大変になるため、どの株を残すかも観察しながら決めていきたいところです。
今回の収穫をきっかけに、イチゴ栽培は今後も継続して記録していきたいテーマになりました。
まとめ
今回は、もらったイチゴ苗をランナーで増やし、夏場は水耕栽培で管理し、冬越し後に古都華を収穫できた栽培記録をまとめました。
スタートは、古都華とえちごをそれぞれ2株ずつもらったところからでした。その後、ランナーから二郎苗・三郎苗を中心に子株を取り、30〜40株ほどに増やしました。
夏場には弱った株もありましたが、簡易ペットボトル式の水耕栽培へ移行し、秋ごろまで様子を見ました。その後、寒くなってからプランターや畑へ定植し、冬越しさせました。
また、ランナー苗をポリポットに固定するための植物固定クリップや、ペットボトル水耕栽培容器を遮光するためのアルミテープなど、身近な道具も栽培管理に役立ちました。
そして春になり、小ぶりながらも赤く色づいた古都華を1つ収穫することができました。
イチゴ栽培は、実を収穫する瞬間だけでなく、ランナーから子株を取り、夏を乗り切り、冬を越して、春の実を待つまでの過程がとても面白いと感じました。
今後も、古都華とえちごの違いや、ランナー苗の更新、他の株の実つきについて観察を続けていきます。
イチゴはランナーで次の株につながりますが、カブではトウ立ち後に花が咲き、莢ができ、種を採る流れも観察できました。



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